Bhaagamathie (Telugu - 2018)をイオンシネマ市川妙典で。英語字幕付き。
期待のホラーのはずだったが不思議なくらい怖さのないB級作。しかし高く評価する人も結構いるらしい。高評価はアヌシュカの演技。ただ、その良さはかなりの部分、彼女の過去作品、特にArundati、Rudrama Devi、バーフバリのイメージを再利用しているように見える。憑依の演技をもっと見たかったが不完全燃焼感あり。全ての南インド・ホラーはManichithrathazhuの影から抜け出ることができないというのをまたも再確認。脚本には文句が多数。ヒロインにしても、悪役にしても(発端となった立ち退き問題にまつわる事件と、クライマックスになだれ込む怪奇譚全体の二回において)、なぜあんなに込み入ったことをしなければならなかったのかというのが、合理的に説明できていない。ヒロインが夫を殺すシーンの謎解きが不合理の極地。ジャヤラームをキャスティングしたのはテルグの衆にとっては見慣れない顔が必要だったのだと理解。クールに決めたのに雑な脚本がちょっと気の毒。あとトレイラーで一番の見どころを見せてしまうというのも