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C/O Saira Banu (Malayalam - 2017)をDVDで。 

DVD持ってるのを忘れ、こないだ乗った飛行機の機内上映で見て、まさかの時間切れで気になってた。その途中まではいい感じで期待してたのだが、ラスト1/3でとんでもない展開に。アマラ演じる辣腕弁護士があり得ない馬鹿っぷりを晒すことでストーリーが動く。ここでドン引き。それに対する方の貧しい郵便局員シングルマザーが仕分け中の郵便物から相手の弱みを握るというのも微妙なところ。インド映画お得意の「正義の側にあるならば戦いのために不正をしてもOK」の法則。で、法廷劇は終わるけど、罰されなければならない有力者の息子は野放しだし、被害者へのまともな補償も(最終シーンに暗示があるとはいえ)実現しない。ただ、生煮えではあるがケララvsベンガルなどの北東インドとの格差の問題を提示したことには意義がある。マラヤーラム映画界が貧乏なので忘れそうだが、金持ちのケーララが貧しい北東州から膨大な数の出稼ぎを受け入れているというのは、ここ5年ぐらいで頻繁に映画中に現れるようになってきた。

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