Thaanaa Serndha Koottam (Tamil - 2018)をイオンシネマ市川妙典で。
予習していかなかったので、Special 26のリメイクだとは知らなかった。しかし無闇と尾鰭やフリルをつけて原形をとどめてない改悪に思えるのだが、現地のレビューは案外好意的だったりして唖然とする。細かいギャグは確かに笑えるが、構成がグタグタではないか。まず、時代設定の表示が妙な場所にあって、現代の設定の中でフラッシュバックが始まったのかと勘違いした。それからキールティの結婚式のエピソードはどこに行ってしまったのか。カールティックの性格付けも最後まで曖昧。最後に出てくる援軍のロジカルな裏付けが不明。それから1987年という設定の時代考証のリアリティがどうも感じられない。固定電話を使った緊迫のシーンのはずのものに、緊張感が全く感じられない。固定電話を知らない世代が演出しているんじゃないかと思えるくらい。ヴィグネーシュ・シヴァンとはどうも波長が合わんのだ。しかしハイダラーバードのシーンだけはあの人のお蔭で大笑い。