Pachuvum Athbutha Vilakkum (Malayalam/2023)をオンラインで。
サティヤン・アンティッカードの息子アキル・サティヤンの長編デビュー作。この後「Sarvam Maya」が続く。作風は親父そっくり。ムンバイで薬局店員をするパーチュは34歳独身。お見合いを試みたこともあるが上手くいかず現在に至る。父の住むケーララの家に帰省してそこから戻る折に、ムンバイで付き合いのあるムスリムの富豪リヤーズの依頼でその母ライラがムンバイに戻る汽車旅に同行することになる。ところが道中にライラはゴアのKarmali駅で勝手に降りて姿を消す。発射直前にそれに気づいたパーチュと、ムンバイに着いたと勘違いした一人旅の少年が行きがかり上一緒に行動することになる。ライラの目的は、ムンバイからゴアの怪しい親戚に引き取られて勉強が続けられなくなった聡明な少女ニーディを助けることだったが、それが成就するまでの紆余曲折を2時間50分かけたっぷり描く。2000年代ぐらいまでのマラヤーラム語映画のリズム感だ。主人公の状況を描くのに前半の多くを使い、後半に主人公の目的がはっきりしても妙な逡巡がある。