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Pokkuveyil (Malayalam/1982)をYTで。 

アラヴィンダン作品で最も沈痛な一作かもしれない。精神科の医院に母に伴われて入院する19歳のバール。そこに至るまでの行路が描かれる。バールは詩作したり絵を描いたりするのが好きな繊細な青年。大きなタラワードに父母と住む。父は「権利を守るため」の何らかの運動(反土地改革?)に参加していて、座り込みの際に脳溢血を起こして間もなく他界する。友人スディールはバスケ選手だが事故により選手生命を絶たれる。もう一人の友人ジョーゼフは左翼運動家。その理想をバールに語るが、運動に直接引き込もうとはしない。ガールフレンドはブルジョアの娘で、彼と添い遂げる気はない。どうやらジョーゼフは官憲に捕縛されてしまったらしい。身近な人々がどこかに行ってしまい、バールは自然の中を徘徊しつつ孤独を募らせ、やがて精神に変調をきたしていく。最初にBGMを録音してそれに合わせて撮影していったという。サーランギが加わり北インド的。しかしそれよりもバールが劇中で2回歌う長々とした謡曲的なものが気になる。作詞も歌唱も主演のバーラチャンドラン・チッリッカードによるものという。

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