フォロー

Rakshadhikari Baiju Oppu (Malayalam/2017)をDVDで。 

いや、ひさしぶりにマラヤーラム語映画の特質を極限まで追求したようなものを見た。コッチ地方の村クンバラム。何かの役人であるらしいバイジュは両親と妻、一人娘と暮らす40ほどの男。勤めは適当にこなし、裕福ではなくとも追い立てられることのないほどの暮らし。家のそばにある名前のない広場で子供や青年たちと混ざって毎日のように草クリケットに興ずる。タミル人と駆け落ちして家を出た妹がいる。土地のゴロのような男たちと鍔迫り合い寸前までいくが、それ以上のことは起きない。草クリケットチームから送り出した若者がIPLプレーヤーになるのが最も派手な出来事。しかしその広場に病院が建つことになり、人々は締め出され、木は倒されていく。これだけで2時間40分。Kunjananthante Kada(2013)に近い、開発か保全かという話だが、同作と同じく、開発を悪者にして糾弾するというものでもない。調査で村に入る人類学者のように、人間関係を徐々に把握し、生活のリズムに自身を慣らし、そこでゆったり流れていく時間を楽しむ疑似体験。

Rakshadhikari Baiju Oppu (Malayalam/2017)をDVDで。 

舞台となって何度も出てくるクンバラムは実在の地名だった。
maps.app.goo.gl/JxhJLP4qrioSrQ
内陸の平地だけど、時々バックウォーターみたいなシーンもあって不思議だった。エラナークラムからこんなに近い場所だったとは。そして日本人でここに足を踏み入れた人がいることを知った。
x.com/spicysuzuki/status/20359

スレッドを表示
ログインして会話に参加
映画ドン-映画ファン、映画業界で働く方の為の日本初のマストドンです。

映画好きの為のマストドン、それが「映画ドン」です! 好きな映画について思いを巡らす時間は、素敵な時間ですよね。