Sarvam Maya (Malayalam/2025)をオンラインで。
バラモンコメディーらしいとの情報を得たので。実見してみて色々驚き。主人公はパーラッカード地方のナンブーディリ・バラモン。しかし無神論者で(寺院への立ち入りもしない)、エレキギターで音楽界に入り込もうとしているという設定。しかし音楽界への進出がうまくいかず、やむなく自宅(マナ)に戻っていたところを、拝み屋をやってるイトコから誘われ助手として働きだす。怪我をしたイトコに代わり単独で憑きもの落としをしたところ、以降自室に若い女の姿が見えるようになり会話までするようになる。この女が自分に憑くのを何とかしようとするコメディー。ホラー要素はあるものの、恐怖をあおる演出はゼロ。様々な局面で彼を助けるフレンドリー・ゴーストだが、自分が誰でなぜここにいるのかわからない霊のために素性を探していきついた先は、インド映画によくある不注意ここに極まれりの悲劇だった。最後の種明かしの部分でちょっとだけ時空を歪ませたのが洒落ていた。監督はサティヤン・アンティッカードの息子のアキル。「この家にはクルタを着るものはいない」などの小ネタがとてもいい。