書店でan an特別編集の「九龍城寨之圍城」特集本をパラパラと。」
ファッション雑誌の巻頭にグラビアがある程度のものかと思ったら一冊丸ごと映画の本(観光ガイドが多少あるとはいえ)だった。社内によほど好きな編集者がいるのだろうか。印映ではこういうのは無理なのか、タイミングがもうちょっと良ければR3あたりでも出ていたか。HKの権利者がこうしたものに理解があって画像の使用などで好条件だったのかもしれない。それにしても、この20年以上のHK映画@ジャパンの不毛ゆえに、一緒に並べられるような生きのいいHK映画ガイド書籍が全くないのがすごい。今現在、有象無象のいっちょ噛み勢も含めて一所懸命に作っているところなのかもしれないけど。近くに置いてあった、個人の長年の研究の結晶としての労作であるグルジア映画への旅/ジョージア映画全史を見て、なんだかため息をついてしまった。