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Diés Iraé (Malayalam/2025) をオンラインで。 

注目のラーフル・サダーシヴァン監督の最新作。相当に怖いと聞いていたけど、自宅で休み休み観たせいか、それほど。前々作『Bhoothakaalam』のほうが怖かった。でもクライマックスのシーンでは、怖さというより「早よせい!」感で肩に力が入ったのは確か。在米NRI建築家の息子で、コッチでも大邸宅に住む富豪。アメリカ流に異性ととっかえひっかえ付き合い、パーティーライフを楽しむ。しばらく前にうっとうしくなって捨てた女性が自殺したことでさすがに衝撃を受ける。普通の観客なら共感を拒むアンチに近いヒーローを演じるプラナヴの役作りはまずまず。しかし多くのロマンス映画やホラー映画で当て馬的に登場する鼻持ちならない富豪の息子(悲惨な最期を遂げて観客の留飲を下げる)とは違う厚みを持ったキャラクターにしているのはプラナヴが持つ天性のものか。シャイン・トム・チャッコーの写真での出演は微妙な感じ。あそこでは見慣れた顔じゃない方がよかったのではないか。このキャラはキーになっているけど、その最後などのエピソードの詳細ははっきりせず、やや不満が残る。

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