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Enthada Saji (Malayalam/2023)をオンラインで。 

久しぶりの本格的クリスチャン映画。Pranchiyettan & the Saint (2010)に重度の影響を受けて、作中でもそれを認めるような描写がある。イースターの祝日公開。レビューはボロボロで、そもそもレビューが少ない。それは無理もないんだけど、本来の意味での辺境映画(14億人を市場とする大作を無神経にこう形容する人物もいる)として大変興味深く観た。婚期を逃しつつあると焦っている女性サジモールが教会で聖ロックと話し合いながら人生を切り開いていくという主筋に、村のおかしな人間関係を織り込んだ(しかしその辺りは全部理解しきれなかった)。地名のIllikkalは、イドゥッキに近いイッリッカル・カッルからのものらしい。「聖書占い」という教義に反する風習を思い出すが、ヒロインに何かあるたびに聖書の一節が章番号とともに引用される抹香臭さ。しかし同時に9年ぶりにマ映画に復帰のニヴェーダ・トーマスが押しも押されぬ主役の女性映画でもある。しかし動きのないストーリーで、聖人の導きでボトルアートで急に成功するとか、無理がある。

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