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Ace (Tamil/2025)を新宿ピカデリーで。FDFS。 

巨額の借金を電話で申し込む女性。場面変わり、猥褻なビデオを撮られ強請られている女性を助けると見せかけて愛人関係を迫る悪徳警官ラージ。マレイシアに到着したボールド・カンナンを出迎えたアリヴは彼を自分の家に引き取る。カンナンは向かいの家に暮らすルクに惹かれる。最初は迷惑がっていた彼女も、彼女の勤め先でのトラブルをカンナンが救ったことで気を許す。ルクはなぜか複数の仕事を掛け持ちしているがそれは身内のトラブルの処理に多額の金を用意しなければならないから。またカンナンが働き始めた小食堂のカルパナもまた店の存続のために金を必要としていた。彼は闇賭博場でポーカーの勝負をして勝ち進むが、胴元のイカサマで敗れ、ギャングのダルマに借金を負う。そしてカンナンは白昼堂々の現金輸送車襲撃を試み、警察と死闘を繰り広げながらも何とか現金奪取に成功する。KLを舞台にしたヘイスト・アクション・コメディー。しかし分かりやすいKLではなく、半端な郊外感が漂うセッティング。逆にそれが地に足の着いた背景になって、Jungaのあのイタさはなかった。ヒロインよりもYB。

Ace (Tamil/2025)を新宿ピカデリーで。FDFS。 

YGのボヤキ芸のようなものが上手く効いて途中何度も笑った。KL市警の警察官役の俳優がインド人ともマレー人ともとれる不思議な容貌で(マレー語をまくしたてる場面もあり)気になっていたのだけれど、Denes Kumar(読み方不明)という現地のタミル人俳優とのこと。ともかく本作のKL(賭博場はイポーでの撮影か)は、ソングシーンを除き、趣ある旧市街でもなく、キラキラの高層ビルでもない不思議な生活感ある場所がほとんどだった。VJSは時計の針が数年分戻ったようなスリムさで驚き。クライマックスは何といっても「お前は何者なんだ?」と問われて無言でほほ笑む十数秒のVJSで、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』で主人公が庭先で刺客を仕留めた時のあの顔のようなインパクト。ヒロイン2人は似すぎているのが難。アリヴの親戚か何かの役のラージクマールは不発。

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