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Gandhi, My Father (Hindi/2007)をオンラインで。 

前に『ガンディーの真実―非暴力思想とは何か』を読んでおいて理解ができた。でないと迷子になったかも。マハートマの長子として生まれたハリラールの挫折と悲劇の人生。映画は偉大な父をただ厳格で公正過ぎる人物として、そしてそれゆえのある種の無神経・無理解が息子を追い込んだものとして描いた。しかし息子の人格は割と透明で、「こういう扱いをされたら、それはこうなるだろう」というものでしかない。翻弄される息子を通してマハートマを描こうとした試みに思える。しかし、自身の解脱を最優先事項とした極端な思想の実験者・実践者、自分にできることは他人にもできるだろうと信じて揺るがない、ある意味で非情な社会改革者としてのガンディーの姿が見えないとやや退屈かもしれない。上掲書を読んでいると、南ア時代の友人ヘンリーとの場面で要らない想像をしてしまうが、製作者もそれを意図してのものだったか。ともあれ、聖人フィギュアとして完成形になる前の、どこにでもいそうな温和な小男としてのガンディーの描写は新鮮だった。そして振り回された常識人としての女性たちの姿。

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