Brother(Tamil/2024)を川口スキップシティで。
大雨予報の日とはいえ、30人前後の動員、そのうちインド人は2~3人のみとは。問題のBadugas Nightはカーステレオから流れる1分弱の音に縮小されていた。きっと大がかりなソングシーンを撮ってあったんだろうに。本編は古臭い家族センチメントドラマで逆に新鮮。わざわざ舞台をウーティーにするというのもレトロ。融通が利かない愚直な正義漢が社会と摩擦を起こし続け、厄介払いで姉の嫁ぎ先に預けの身となるが、そこでも問題を起こし続ける。姉の婚家の家長でコレクターの地位にあるシヴが最大の敵だが、彼を懐柔しようとすればするほど姉を始めとする婚家の他のメンバーがシヴを見限って家を出てしまう。実の両親に姉の婚家での安定を守ることを誓った主人公がやればやるほどぶち壊しにするのを笑うコメディーだがあれこれ不発。ソング1曲目Makkamishiではジェヤム・ラヴィが古典舞踊を習っていたという驚愕の事実と目の前のビジュアルのギャップにクラクラ。いや別にヘタではないんだが馬鹿殿がそんな風に踊らなくてもというお気持ち。バダガと思われる部族の顔出しもあった。