Simran (Hindi - 2017)を9月28日、Golden Villege City Squareにて。英語字幕付き。
アトランタに住むインド系二世、30歳、離婚経験あり、ホテルの客室清掃担当の女性のポートレイト。開始後30分ぐらいまでは、自立していながらも童心も併せ持つ、ロールモデル的な大人の女性なのかと思わせて、途中から実はトンデモねえタマだということが明らかになる、悪い意味でのトリッキーな脚本。カングナー・ラーナーウトにはどうしてこう「不思議ちゃん」崩れな役柄が当てられるのか。実話に基づくものだというのだが、それを知っても、ヒンディー語のインド映画として何を表現したかったのか理解に苦しむ。インド系に限らない在米マイノリティ非エリート層の根無し草的倫理観を描きたかったのか。米国では、西~南アジア人のやや色白な肌のことを「オリーブ色」と表現するというのを知った。