777 Charlie (Kannada/2022)を過去に見た時思ったんだけど、
〔インドでは「あなたは人に迷惑をかけないと生きれないんだから、他人の迷惑も許しなさい」と親が子供に言う〕というまことしやかな俗説は、本作みたいなものから生まれてきたのかな。日本語字幕で公開されたことによって、ごく少数ではあるけれど、身勝手な人間の思い込みで物言えぬ犬を貧乏旅行に連れまわしたことに対する嫌悪を書いている人が確認できた。そういうのが見つかったことでホッとした。ただ、そういうことも含め、人間を救うために神の計らいで現れた犬と見ることもできる。珍奇なおもちゃを気に入った子供が結局それをいじり壊してしまうことも含めて運命だったのだと。まあこれは動物愛護の精神とはかなり異なるものではあるけれど。