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Jai Lava Kusa (Telugu/2017)を川口スキップシティで。 

公開時に星州で見て以来。最大のツイストであるモーディーによる廃貨のシーンは、もっとタメを作ってのものだった気がしたけど、案外あっさりしていた。ジャイを演じるNTRにはハリクリシュナの面影がくっきりと見えた。キャラとして一番立っているのもジャイでその次が泥棒のクシャ、この2人だけでも良かった気もするが、大道芝居そのままの雰囲気が売り物の本作としては無理にでも銀行員ラヴァを入れたかったのだろう。1人3役ともなれば、普通は髪型や服で区別をするところが、敢えてそれをやらなかったところに自信のほどがうかがえる。弟二人を攫ったジャイが、兄の敵として自身を憎むシムランの懐柔をクシャに、オディシャー州ベランプールの選挙民を手名付けるための影武者をラヴァにやらせるのは無理のある設定だが、芝居によって幼時のコンプレックスにカタを付けさせるというのは様式美ではある。タマンナーのアイテムダンスが暗いお色気に振り切った演出で驚く。幼少期の舞台、クライマックス手前での3人揃い踏みでの芝居の試みのシーンはとてもいい。ずっと見ていたかった。

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