Heeramandi:The Diamond Bazaar (Hindi/2024)をNTFLXで。
邦題は『ヒーラマンディ:ダイヤの微笑み』。全8話。翻訳はよくない。指摘されていたが、タワーイフは「歌姫」じゃなく高級娼婦だし、訳語としては「芸妓」ぐらいしか思い浮かばない。ムジュラ―を「公演」とするのもさすがにどうかと。これも幾つか見た意見だけど、7話からの突然の変調。正確に言うと7話冒頭でマリカの冷たさをビッボが非難した後に、突然そのマリカが次女を救うために身を投げ出すところから。そこから別人が監督になったのかと思うほど。あるいは全16話で始めたのが金使いすぎて8話に変更になっちゃったとか。バンサーリー美学を6話まで突き詰めたんで残り2話は納税だとか。衣装はとても良い。バンサーリーは大画面だと豪華さの中に成金風味が出てしまうけど、モニタだとそれが抑えられた。踊りは驚くほど力が入っていないし、ヒロイン格の文学少女アラムが全然ダンスのレッスンをしてないのにいきなりデビューするとか、芸道ものとしての要件を満たしていない。ムザッファル・アリーと違い、SLBは芸妓の芸をあまり重んじていないのか。