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Salaar: Part 1 - Ceasefire (Telugu/2023)をオンラインで。 

2時間53分の巨大なイントロ。前情報としてUgrammの拡大的焼き直しだと監督自身が言明したことを知っていたけど、Ugrammの美点であるスピーディーでスリックな筋運びとクライマックスでの爆発的な力の示現が一片もなく、おどろおどろしいコケおどかしの凄みばかりが続く。劇終でやっと「友情か復讐か」の二律背反がテーマだと分かる。3時間の前編での動きは「母の戒めからの解放」だけ。複数のクリミナルトライブが往古より大いに栄える架空の土地で、封建制と立憲君主制をミックスしたような連合王国が101の封土をもって存在する。その政体の説明が長々しく、しかも無法者集団なのになぜか憲法だけは絶対的に守られるのが理解できない。女性はモノ扱いだが国王の娘だけは巫女的な権威を持つ。ギャンギャンのBGMが常に流れ、高原状態で悪い夢を見ているよう。キャラの中では、ヴァダラは相当に強い奴だが、まっとうな理性があるため屈服を強いられる。デーヴァには狂気があり、そこが2人の間の相違点。プラバースが狂気を演じきれたかどうかは疑問。

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