Singam II (Tamil/2013)をオンラインで。
2010年パートワンを見てから多分10年以上経ってたのではないか。今回も舞台はトゥティコリン。港湾都市であり、製塩業も盛んであると本作によって知った。さらに特徴的な教会建築も目につき、ただの田舎町じゃない感が印象的。訳あって恋人カーヴィヤと結婚できないシンガム。内相からの特命を帯びて警察を辞職したことにして、インド陸軍付属高等学校(NCC)の教員としてチェンナイからやってくる。そこで小者(ラージェーンドラン)から始まって徐々にラスボスまでを追い詰めていく。そこに行くまでにトゥティコリン街路はもちろん、海上、ケーララの森、果ては南アのダーバンとチェイスしまくり、踊ってるか怒鳴ってるかしてる以外はほぼドンパチやってる印象。純粋アクション映画に近い。三下グーンダを集めてボコボコにするシーンで自分をダイヤ―准将になぞらえるのはどうかと思ったが。全体的に超法規的捜査活動やエンカウンターを真正面から礼賛する内容で、古びた価値観を感じさせる面も。パツパツのカーキで肩で風を切って街をのして歩くスーリヤを眺めるのが最大のアトラクションではある。