Uri: The Surgical Strike (Hindi/2019)をDVDで。
邦題は『URI/サージカル・ストライク』。例のプロジェクトの一環で義務として見たのだが、気づけば先日のArticle370と連続でダール監督のものだった。意外な知人が、戦争ものとして「技術的には最高峰」と言っていたのもあり。歴史の教材ビデオのように時系列をテロップで示すやり方はここからか。事務方と最前線とを並列するのも同じ。それから悲惨な最期を遂げるキャラクターには最初からしっかり死亡フラグが立ってる親切設計。冒頭のミヤンマー・サージカル・ストライク(2015年)再現の場面、他の映画でもそっくりなのを見た記憶があるが思い出せない。某氏の言う通り、技術的には大したものだが、成功した作戦の後追いなので緊張感はあまりない、劇場で見たら違っていただろうか。たとえばOkkaduのあのアクションの、目を見張るようなあの感覚は全くない。この監督は、いうなれば「プロジェクトX」のようなものを常に追求している人なのか。軍事作戦ものなので、カシミール現地人はほぼ出てこない。代わりに認知症の母を出してきて、人間味を加えた。