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Kalpana (Hindi/1948)を京橋の国立フィルムアーカイブで。 

大ホールは40%ほどの集客だったか。150分を休憩なしで。結構ショックだったのは途中何度も舟を漕いだこと。しかし、何とも言えない凄い作品だった。ストーリーは薄々。芝居は旧時代の大げさ&演出はシュール。あくまでもダンスの口実としてのストーリーと分かるのだが、夢落ちを多用しながら何とも茫洋としたスケールを感じる果てしない物語(破綻とも言える)。印象的だったのは、額縁エピソードとしての映画界批判、そして作中に現れる「映画は(舞踊に比べて)劣る不道徳なジャンル」という価値観。いわゆる創作ダンスがメインだけど、上手いのは分かっても、バリ島などからエッセンスを借りているのが分かりややシラっと見てしまう。カタカリで演じたBhakta Prahladaと、マニプリ風ダンス、それにゴーピ―の輪舞が印象に残った。ウマー役の女優の円熟の美しさ。三角関係描写は何だかは煮物が挟まったような不完全燃焼
感。独立の志士を列記するシーンでガンディー、ネルーに続いて「ラーマとビーム」と上がっていたと知り合いが言っていたが、どういう意味だったのか。

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