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Captain Miller (Tamil/2024)をイオンシネマ市川妙典で。 

40人ぐらいの入りだったか。血腥そうな植民地時代の話、ぐらいの予備知識で臨んだら、あっと驚くトライバル闘争ものだった。村の寺院への入場を拒まれている部族民青年が尊厳を求め軍隊に入ったところが、与えられた仕事は独立運動集会での無差別発砲だった。彼は上官を殺して逃走するが故郷の村からも拒絶され、ダコイトと見なされている反英武装組織のメンバーとなる。同時期に故郷の寺院の秘宝が英国人に持ち去られ、それを奪還したいラージャーから雇われて銃撃戦の末に秘宝を得るがそのまま逃走する。彼を追う英国人+ラージャーによって村人が殺されたのを知った彼は帰還して最終決戦となる。ゲストのシヴァラージクマールにえらくカッコいい見せ場。主人公と兄が村の祭りで踊るシーンでは明らかに彼らが飲酒していた。これは反サンスクリタイゼーションとして重要。そして、恩寵としてではなく権利の奪還としての「寺院入構」の意味づけ。神自体がトライブから奪い取られたものだった。さらにうっすらと歴史上のキャプテン・ミラーとの重ね合わせも。続編がありそうななさそうな。

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