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『ヤマドンガ』(Telugu/2007)を池袋ヒューマックスシネマで。 

最初と最後の舞台はシンハーチャラムだと明示されるのだが、あの森の佇まいはシンハーチャラムよりもアホービラムだ、どう考えても(ヒロインの滞在する山頂の家から下山途中にあるというのはあり得ないし)。それから、主人公登場場面のあの黄色いシャツは要するにヒョウ柄なんだな、考えてみれば。それから「ヤング閻魔」ソングの中で繰り返されるヤマハ、ヤムナーなどの言葉遊びの数々。また地獄での演説シーンは、口を開く前に身振りからシニアだった。子供の洟を拭うというのも実際にあったのかもしれない。前半のアクションシーンにはジュニアがスリムになったことを見せつけるような演出が多かった。あの演説の元ネタはDaana Veera Soora Karnaからだということを篤志家が見つけてきてくれた。やはりウルトラ・ハイコンテクストな本作は原語テキストから丹念に読み解いていくべきものと改めて思った。見るたびに思うのはマムタの気風の良さ。エロ大爆発ソングをあんなにクールに楽し気に踊れる女優はそう多くはない。サーヴィトリオマージュのなりすましもやはり巧い。

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