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Sye Raa Narasimha Reddy (Telugu/2019)をオンラインで。 

ずっと気になってたのをやっと観た。メモを取りながらお勉強風に。全体としてはラクシュミー・バーイーが弱腰の兵士たちを奮い立たせるために約10年前にラーヤラシーマで起きた反乱の一部始終を物語るという入れ子構造。そしてエンドロールではRRR方式で34人もの独立闘争の志士が紹介される。チルが演じるナラシンハ・レッディは30過ぎという設定。それはともかく、戦闘シーンでのアクションのキレも申し分なく、何よりも英国支配に対する怒りの表現が素晴らしい。ヒロインは炎の女を演じたタマンナーが抜きんでていた。ナヤンターラは無垢で無邪気なところもある若妻の設定、息をのむ美しさだが、賢さと玲瓏さが上回って、ちょっと役柄と合っていなかった気がする。止むを無いことではあるが、個々のエピソードは紙芝居的。また敵役も、植民地向けのB級人材というリアリズムはありながらも貧相すぎて怒りが殺がれる面があった。主人公をナラシンハの再来としながらも、ムスリムやトライブとも連携させるというのは、多数派の無意識の傲慢の現れでもあるように思えた。

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