Jaane Bhi Do Yaaro (Hindi/1983)をオンラインで。
映画批評サイトでオールタイム・ベストテンに入っていたので。伝説のマハーバーラタ・シーンがあると聞き以前からウィッシュリストに入れてたけど忘れてた。まずNFDC製作というのに驚き。基本的にはボリウッドにありがちなロジック無視で子供っぽく、ご都合主義なドタバタが続くのだが、扱う題材はゼネコンと監督官庁の癒着・汚職と手抜き工事で、さらにマスコミと警察の腐敗も明らかになっていき、まるで社会派。最終シーンの若者の怒りの表情は、カンナダのAccidentと同じ激しさを感じる。”We shall overcome”のソングがヒンディー語で歌われ、Kalloriを思い出す。「ドラウパディーの凌辱」に「Mughal-e-Azam」がマッシュアップされるシーンは字幕が手抜きでも面白過ぎた。こういうのは今ではもうできないだろうか、いやそれは考えすぎかとも思ったけど、やはり今ではできないと言ってる記事が見つかる。ドタバタを排してリアリズムで作ったらシャープなクライムものになると思うのだが、そうするとマハーバーラタはなくなってしまう。