Writing With Fire (Hindi/2021)を試写で。
邦題は『燃えあがる女性記者たち』。以前は「女性」がついていなかったが。約2億人というインド最大の人口を擁するUP州は、ひとたび州議会選挙になればその勝者が国政の与党にもなると言われている。またマイノリティーへの暴力事件がしばしば起こる場所でもあるとテロップが言う。違法な砕石の操業場から政治家の会見場まで、男ばかりの場所にスマホだけを手に果敢に乗り込む女性記者たち。殺された女性の家では遺体の傷まで確かめる。彼女らが赴く田舎の未舗装大通りなど、まさにザ・北インドの荒漠たる田舎。トイレ敷設や道路舗装の遅れを指摘すると、時にそれがウルトラ・ハードモードのソーシャル・ワーク的に機能して事業が進展することも。Avakay Biryaniを思い出したり。気になったのは彼女たちの取材がほぼ成功していること。これは彼女たちを追う第二のカメラがあったせいなのか。そして彼女たちが現在ここに来るまでに辿った道のりがどんなものだったかがむしろ知りたい。またサティヤムという名の純粋と偏執が入り混じったBJP支持者の青年のその後が大変気になった。