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Pathaan (Hindi/2023)をオンラインで。 

ヒンディー語映画界が起死回生で「これでダメならもう終わりだ」ぐらいの勢いで作ったというのがよく分かる。ディーピカーはどこまでもサービス精神発揮でお色気開陳を躊躇わない。『バンバン!』と同じく、ロジックは脇に置いといて、ともかく見せ場を術繋ぎにする。しかし最初のドバイの街路での車上アクションなど、どうも作り込みが浅い気がする。モスクワの高層ビルの金庫なども、CGのペラッペラ感がなんとも。ジェットパックまでもが登場したあたりから「SRK版サーホー」という言葉が脳内に明滅し始めた。なんかプレステのコントローラみたいなので操ってたし。サルマーンの登場でやっと体を張ったアクション演技が戻ってきた感じ。任務中の大怪我から復帰した諜報部員と闇落ちして営利誘拐殺人などに手を染めた元諜報部員との対決。そこにパキスタンの女性諜報部員も加わって、国家の枠を超えた人道に対する犯罪への闘いとなる。SRKのルーツを巡る話、370条廃止、ロシアの友好国としてのインドの立場などなどが上手く組み込まれている。エピローグの2カーンの楽屋落ち会話が一番の見どころか。

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