Shaakunthalam (Telugu/2023)を川口スキップシティで。
テルグ人の姿は全くなし。全体で40~50人の観客。予告編で見ていた印象とほとんど変わらない。「Okkadu]「Arjun」を撮ったグナシェ―カルがこうなってしまうとは。子供向けのTV番組のようなセットに造花とぬいぐるみの動物がてんこ盛り。さらにCGで蝶が舞う。シュールなまでのホンコンフラワー風造形は何か意図するものがあったのかどうか。スッバラージュとハリーシュ・ウッタマンはいいとこなしのバイキン役。あの肉欲棒太郎のカビール・ベーディーがカシャパ仙とは。「アルヴィ」のアディティ・バーランは何か特別な意味があっての登用なのかと思ったが、単なる女友達役だった。アッル・アルハは単なる思い出作りなのかそれとも将来への展望あっての出演なのか。メーナカー役のマドゥーとか懐かしいが何を考えてるのか分からない。役のイメージにぴったりなのはドゥルヴァ仙役のモーハン・バーブのみ。圧縮して何か別の現代劇に挿入するエピソードにすれば贅沢感があったのに。本作の作劇は過剰に説明的で、ただテキストを移し替えただけの心のこもらないものだった。