Hunt (Telugu/2023)をイオンシネマ市川妙典で。
客は自分を入れて5人。事前にマラヤーラム語映画Mumbai Policeのリメイクと知ってたのでどのように翻案されるかとの興味で見に行った。ちょうど10年前のオリジナルは推理ドラマとして秀逸ながら、作劇の根本に問題を含んでいてガッカリしたので、それがどう克服されたのかが焦点だったが、全く変更なくお色気ソングとアクションが付加されただけで脱力。同性愛の絶対的罪悪視の上に組み立てられたストーリー。だいたい、記憶喪失になっても好みの煙草の味は覚えてるのに、自分の性的指向性だけは忘れて、同性に迫られてゲロ吐く(そのショックで記憶を取り戻した?)とかロジカルじゃないし。それでも一部レビューでbrave attemptとか評されていてマジか?となる。スディールはパッとしない俳優にありがちな筋肉ショー。バラトの方も落ち目の哀愁。シュリーカーントもオリジナルでのラフマーンに比べてどっと落ちる。カシミールでの対テロリストのオペレーションの部分は意味不明。同性愛を禁じる法律が最高裁判断で最終的に違法とされたのは2018年。時が完全に止まってた。