Waltair Veerayya (Telugu/2023)をヒューマントラストシネマ渋谷で。
前半は驚異的なテンポの良さと面白さ。マレナードゥの田舎の警察署で起きた惨劇。復讐を誓う生き残りがマレーシアに逃げた主犯ソロモンに報復しようと誘拐請負人を雇う。なぜかそこから舞台はヴァイザーグに移り、漁師かつ密輸業者であるワルテール登場。マレーシアでの珍道中。ケチな犯罪者である主人公が密輸(ブランド品や高級洋酒)をしてるってのがレトロ。ソロモンを血祭りにあげるインターミッション前アクションはブチ上がる。後半になって登場のラヴィ・テージャは死亡フラグを背負っていて辛い。全盛期が終わったことは十分わかっていても、なんだか一回り縮んで見えた。久しぶりに登場のシュルティは大変良かった。セクシーすぎるホテルのバトラーからRAWの工作員への変貌、そして一瞬のお色気シーン。実際は知らないが、お飾りセクシー要員のキャラも余裕でこなしている感がいい。それにしても同時公開VSRと、ヒロインのキャスト、腹違いの兄弟・兄妹設定とか、最終的には一刀両断の斬首とか、共通しているのが不思議。ボビー・シンハの存在感も良かった。