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Njandukalude Nattil Oridavela (Malayalam/2017) をDVDで。 

タイトルの意味はAn Intermission In the Land of Crabsだそうだが、何のことだかわからない。アイシュワリヤ・ラクシュミのデビュー作というので見てみた群像劇。癌が見つかってしまった女性とその家族をめぐる、マラヤーラム語映画からしか生まれないタイプのファミリー・コメディー。客寄せの主役はニヴィンで実際に登場シーンも多いが、作品全体を支配するということはない(1カ所自己言及の受け狙い台詞があったが、これもお笑い)。Ley’sのポテトチップスが大好きな、凄くその辺にいそうなだらしない奴という役柄で好演。がっかりする女性ファンの気持ちを思うと心が温まる。大学講師をしている中年女性が乳癌の第二段階にあると分かってから周囲が動揺するが、女性自身は基本的に強い人で、周りのあれこれドタバタが炙り出されるという筋書き。実際にこういうクリスチャンの中産階級家庭を知っているので、リアリティーに震えた。深刻な病にかかった親族がいる時に、人間はどのように自身の日常を楽しめるか。

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