777 Charlie (Kannada/2022)をオンラインで。
英語字幕は低品質。雌犬なのにheと訳してたり、イドリをなぜかItalianとしてたり。幼少期のトラウマからすさんだ心を持ち続け孤独に暮らす男が、迷い込んだ雌犬に付きまとわれて往生するが、犬が交通事故で怪我をした際には見捨てられずに獣医にかからせる。そこから実質的な飼い主となり、やがて心が通じ合うようになるが、気が付いた時には犬は末期癌だった。犬が憧れている雪を体験させるためにマイソールからはるかにヒマーチャルを目指すという話。淡々とお約束通りに進むメロドラマ。泣き面の犬の演技力が怖いほど。しかし見る人によっては思い込みの強い人間が動物を弄んでいると感じるシーンもあるのではないか。これは看板になっている動物(愛護)映画ではなく、ACとして成人してしまった人間が、動物の献身と犠牲によって何とか世界と折り合いをつけられるようになるまでを描いたものなのではないかと思える。ハラハラさせる行動をとるのは犬ではなくいつもダルマの方だし。そして道行く先で出会う違法ブリーダー以外の全ての人間が、主人公の苦しみを察して特別扱いをするのだ。