Nna Thaan Case Kodu (Malayalam/2022)をオンラインで。
繋がりが悪く2回に分けて。久しぶりのマ映画、しかも法廷ものに脳みそがついてくのが大変だった。コソ泥としての前歴のある男が、MLAの屋敷に疑わしい状況下で転がり込み、番犬に咬まれて大怪我をしたが、逆に家宅侵入と窃盗の疑いで起訴される。だが男は無実を主張し、逆に敷地内に入ったのは路面の陥没でよろけたオートが向かってきたための咄嗟の避難だったと主張、陥没を放置した公共事業大臣の責任だとして反訴し、同大臣を被告にして同時に審議する、という回りくどい話。典型的なロウワーをクンチャーコ君が見事に演じるのを見るのは複雑な気分。訴えられた大臣が属する与党は共産党系、しかし反骨の気概に満ちた裁判長は構わず法廷に召喚して、裁判の場でも特別扱いしないという点が強烈な印象。しかし村の祭りで周りの目も構わず勝手にトランスダンスするややヤバめのおっさんが途中から賢くなっていくのは分かるような分からないような。ケーララのおっさんというのはそういうものなのかもしれない。思わせぶりに挿入されるガソリン価格の推移には意味があったのか。