Kantara (Kannada/2022)をスキップシティで。
まさかの4回目。また字幕で初めて分かったこと。1970年代の場面で若い地主が「今喋っているのはダイヴァなのか憑子なのか?」と失礼な問いをするのに対し、「憑子の言葉なら彼と再びまみえよう。ダイヴァの言葉なら再びまみえることはない」と言ってから森に消えるところ。これは地主がグルに言う「ダイヴァは数分だけ、その後は憑子」に対応する。例の哲学的な銃刀店のヤク中男はマハーデ―ヴァン。シヴァと彼ががラリッて刺客をなぎ倒すパート、クライマックスへの序曲として秀逸。部族民への接触の禁忌に関してもう一つ見つけたのだけど、もう思い出せない。問題の音楽はラストだけじゃなく冒頭でも使われてた。あれがないと締まらない。それ以外の楽曲も本当にしみじみといいのに、盗作疑惑は痛恨。アチユト・クマールは好々爺すぎる印象も所々にあるが、グルの下手人を尋ねるシヴァが「あんたが」と叫んだ瞬間はよかった。倒れたシヴァにダイヴァが寄り来り乗り移るところ、地主の手勢が箱乗りで夜道を走るところ、全てが美麗。憑依のシーンでポン菓子を食べるところはギリギリでコメディー回避。