Kadhal Kottai (Tamil/1996)をオンラインで。
近年の某作品に引用されていたのが気になって字幕がないけど見てみた。画面に集中したせいもあってタミル語が聞き取りやすい。脚本を架蔵していことも思い出したので聞き取りチャレンジをしてみたい。冒頭いきなり本編とは無関係な男女ダンサーによる抽象的な「愛の舞」このあたりに時代を感じる。恥ずかしいことこの上ないのだけど、一方で懐かしさを感じてもいる。文通だけで相思相愛になった男女が、そうとは知らずに現実で出会っても認識できないばかりか、女の方は男を毛嫌いする。このツイストをもっと掘り下げて欲しかった面はある。最後は手編みのセーターのおかげできれいにまとまるのだが、そのセーターのデザインもまたモッサリしてる。しかしそれを着用したラストシーンは、今日の用語で言うところのミームとなっていることが分かった。タライヴァ―サル・ヴィジャイが気のいいオートドライバー役でするのは如何にもだが、まるまる1曲運ちゃん群舞ソングで先頭に立って踊ってるのには吃驚。タミル語映画でこれまでに何回見たか分からない「あのバス停」が出てきてどこなのかが気になった。