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Kantara (Kannada/2022)をイオンシネマ市川妙典で。3回目。おそらくこれがスクリーンではラスト。 

2回目でもまだ分からなかったことが解明した。地主の工場は恐らくサンダルウッドの加工場。前半終わり近くのあわや強制執行という場面での溝は、土地の境界を示すために掘られたものか(これはあまり確信がない)。1970年代の地主の隣の人物が誰なのかはまだはっきりしない。湿気の高い森の描写は森林浴をしているように心地よい。霧とも雨ともつかない降水は、きっと生暖かいのだろうと思わせるものがある。GGVVでのあの雨の冷たさとは対照的に。森と火と黄色いメイクの精霊の取り合わせはうっとりする美しさ。けれどもこれは、映画だからこそ成しえた美で、現実とは微妙なずれがあるんだろうなとも。部族民の穢れへの禁忌の描写も、現代劇では見られないものだったので興味深かった。①地主からシヴァが駄賃を受け取るところ、②シヴァの仲間が地主宅に足を踏み入れて揉めるところ、③シヴァの肩をたたいて唆した地主が後で手を消毒するところ。④地主が躊躇うグルヴァをジープに乗せるところ、⑤グルヴァのお悔やみに来るところは逆の表象。

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