Good Luck Sakhi (Telugu/2022)をオンラインで。
114分しかないが、日曜の夜のせいか繋がりが悪く無限回停止しながら観た。バンジャーラ・トライブが主役の芸道ものとミスリードされてたけど違ってた。キールティ演じるヒロインは元々はテランガーナのバンジャーラ・トライブだけど、親の代にラーヤラシーマの農村に移住してきたという設定。2回ある結婚式シーンの正装以外ではトライブ文化への言及はなし。トライブ出身ゆえの差別なども描かれず。幼馴染のゴーリ・ラージュというキャラクターは巡回演劇のヒーロー役者だが、このキャラ造形が決定的に良くない。映画界入りを究極ゴールのように思っている、舞台を途中で放っぽり出す描写が3回も出てくる。10数年ぶりに村に戻ってきて定住するという設定なのか。ラーフル演じる悪役にしても、普通のテルグ語映画なら絶対流血展開へのトリガーになるはずだが、何となく和解してしまっているし、途中までのリアリティあるキャラ造形が活かされていない。HYDブルースのナーゲーシュ・ククヌールの初のテルグ語作品ということだが、オルタナ系であるにしても、観客のパルスを掴んでいない。