Tarak (Kannada/2017)をオンラインで。
例によってマサラの満漢全席。しかしレビューの評価は妙に高い。ジェネリックな欧州の某国でリッチに暮らす男女の出会いと恋。そこから愛を試すためと称して女は男を2ヶ月のバンガロール帰省に送り出す。バンガロールの大富豪&家族の中でも揉め事を解決する主人公に遠縁の娘はベタ惚れ。心筋梗塞で余命数日となった祖父の願いでその娘との結婚を約束させられて往生するという話。命を奪う業病が2度も出てくるストーリーはズル。ダルシャンにしてはアクションが少ない。その貴重なアクションシーンで、沈痛な面持ちで黙々と雑兵を片付ける演出が不思議だった。ガジニをネタにしたアホくさいコメディーで子供が持つビデオカメラが主筋に絡むのかと思ったら何もなかった。シュルティは場違いに美しい。大家族の成員を男は名前で、女は「クッキングクイーン」などの肩書で紹介したり、女を給仕に立たせて男だけが会食するシーンにドン引き。スイスでのダンスを複数入れてくるあたりが正調マサラという感じ。強いられての結婚式で、ターリを肩にかけるだけにして結ぶのは母に頼むから結婚じゃないというのが凄かった。