Yuvarathnaa (Kannada/2021)をオンラインで。
プニートの服用は時間を空けてじゃないと身がもたん。SIIMA2022にノミネートされたというので観てみたが、どこまでもコテコテのプニート映画だった。全く弱みも過失もない無謬の主人公が、悪役以外の全ての人間を魅了して膝まずかせ(大学の恩師も含む)、ミルフィーユ状に格闘とソングを挟んだストーリーの中で、革新的授業を行い、教育マフィアをやっつける。全編に渡り説教調。ヒロインなんか最後まで名前も分からなかった(ウィキペディアには役名が載っているけど)。台詞の所々に「血統」にまつわる楽屋落ちが何度も挟み込まれる(僕ら兄弟には年齢は関係ない、とか)。ただしダンスシーンのプロダクションバリューはかなり高くなってた。ヤクシャガーナからヒップポップ風のものまで撮影技術が驚異的に洗練された。男子クリケットチームを一つにまとめるために女子選手をダシに使うプロットはどうかと思った。主人公のアゲはラストシーンに学長が彼をユヴァラトナと呼び、Wall of Fameにその写真を掲げるところで最高潮に達するが、ものすごく不吉な映像になってしまった。