Mayabazar 2016 (Kannada/2020) をオンラインで。
この3年のカンナダ語映画を集中的に見るプロジェクトの一環。130分とコンパクトなクライム・スリラー。2020作品なのにタイトルに2016とあるのは同年後半の廃貨がモチーフになってるからだが、これに必然性はあったか?登場人物の誰もがこれを事前に知っていたかのように落ち着いてるのは腑に落ちない。ニセITレイドに絡めるにしてもイマイチ説明不足。廃貨のインパクトを最大に生かしたギャグは、やはりJai Lava Lushaだったか。最後の逆転芸にしても、どこから仕組まれたものだったのがか分からない。全体にほわんとしたぬるま湯状態で進み、ぬるま湯のまま終わる感じがしたのはセコいモニタで見たせいなのかどうか。芸達者が揃ったキャストだけど、深く感銘することもなく、ラストのオマケで現れて踊るプニートにいつになく感動した。本編に出てくる俳優たちと明らかに違うスターオーラがあったし、キビキビとしたダンスも良かった。サードゥ・コーキラのギャング兼政治家はタミル語交じりのカンナダ語を話していたように思えたが、何らかのあてこすりなのか。