Jyothi Lakshmi (Telugu/2015)をオンラインで。
熱望すれど見ることが叶わなかったのがいつの間にかアップされてた。同名女優の伝記映画ではないし、評判にならなかったのは知っていたので心して臨んだ。どうも半世紀近く前のモラリストの小説を元にしたらしい。PJが愛人とされるチャールミーのあんなとこやこんなとこを舐めるように愛でてフィルムに残したかったのはよく分かった。前半はシュールな恋愛譚としてそこそこ上手く行っていたが、繋ぎが悪くロジックが破綻。トップの女郎が急に貞淑な妻になること、女衒の手下が最後に彼女の味方になること、大元締めが逃げた彼女を泳がせたままにすること等々、ルーズな脚本。そもそも後半は、売春を撲滅したいのか、売春に職業としての尊厳を求めたいのか、単に手入れの際に女郎だけが報道される(そんなわけないと思うが)のを止めたいのか、何だか分からない。雑キャラヒーローのサティヤデーヴは、デビュー作でのヤシュを思い出させた。新婚初夜にゴム製品の使用を拒んで揉めるというプロットは本作の雑さ加減の典型かも。舞台はHYD旧市街のはずだけど途中から海が出てきたりして不可解。