Pushpa: The Rise (Telugu/2021)をオンラインで。
KGFと並び称されるサウス巨艦。しかしポスターにどうも食指が湧かず。動画を見たら変わるかとも思ったけど、バニーがもっさりした感じがどうも受け付けなかった。冒頭の日本のアニメで滑った。アッル・アルジュンは野生の狂気を出そうとしてぽってりしてしまった感。題名が示す通り、ギャングの人生の上昇部分をまず描くのだが、KGFと被ってる感が強すぎ、同じもっさり男でも、KGFの方がスタイリッシュに思えた。その感触はダンスシーンが伝統的な造りであることによってさらに強まる。私生児として生まれて差別されたことが暴力的な上昇志向の原動力であると説明され、またそこにはカーストの問題があることは察しが付くが、KGFのあのどうかしてるオカンのど迫力を見てしまうとこれもまた弱い。ただし、着想のもとはむしろGangs of Wasseypurの方にあるのではとも思った。サマンタのアイテムダンスはこれまでにないエロさ。離婚と関係があるのが。ファハドは5言語版全てセルフダビングだそうで、ともかく役の作り込みが見事。ダナンジャヤは勿体ない使われ方。