Anek (Hindi/2022)をキネカ大森で。
下ネタ絡みじゃないアーユシュマーンを始めて見たかも(偏見)。ストーリーは非常に分かりにくく、固有名詞は伏せられている。3州にまたがる反政府運動となっているが、おそらくはナガランドがモデル。横山ノック似のあの実在の人物が思い浮かぶ。台詞は基本的にヒンディー語。父親に「アッパー」呼びかけられていたのが印象的。警察の覆面特殊部隊員が北東州の工作で潜入。上司は内務省の実力者。有名な反政府ゲリラのトップのタイガーは高齢化して、口で勇ましいことを言うだけらしいが、配下の軍事組織はまだ実力がある。このタイガーを政府との和平協定の場に呼び出して協定を結ばせ、紛争は終結したことにしたい政府。タイガーにゆすぶりをかけるために、造反して離れて行った過激派のジョンソンにこっそり援助をしている(?)。何度かカシミールとの対比がなされ370条と371条が言及される。また「インドに行く」「アッサムに行って稼げ」などの台詞も。ナスリーン・ムンニ・カビールが字幕翻訳を担当していた。予測可能なボクシングのエピソード、サージカル・ストライク、少年兵の最期などちぐはぐな印象。