Bharaate (Kannada/2019)をオンラインで。
週末に上映のJamesの過去作というので。しかし時計の針が10年ぐらい戻ったような一作だった。主人公がラージャスターンでガイドをしてるというのはNTRのShaktiみたいだし、2時間を過ぎたぐらいでやっと出てくる過去の因縁譚はまるでMuthu(ラリタ・マハルというロケ地も同じ)。Muthuと同じくシュリームラリは2役だが、メインの若者キャラがUgrammだったり、恋人を相手にふざけまわるトリックスターだったりして落ち着きがない。インターミッション後からは問題を抱えた名家に奇妙な客人が入り込んで掻きまわすという例のパターンも。最近あんまり見なくなったコテコテのスイスロケ・ダンスもあって面はゆい。しかし撮影技術だけは無駄なほどに高度。悪役は3勢力がクライマックスで三つ巴になるのだが、メイン以外の2つがどう絡むのか分かりにくくて、途中からどうでもよくなる。それでも現地レビューは妙に気前よく星をつけてるのがあって呆然。これが19年のSIIMAでBell BottomやAvane Srimannarayanaと同じ土俵に立ってたとは。