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ワンタンミー(シンガポール、2015)をオンラインで。 

国際交流基金のCROSSCUT ASIAおいしい!オンライン映画祭アンコールにて。星州版の孤独のグルメ。1965年生まれの主人公が幼少期を過ごした団地の取り壊しを目前にして、愛するホーカーを巡り歩き、その厨師にインタビューして人生の歩みを聞き出す。インドレストラン(フィッシュヘッドカレー)と寿司レストランだけが独立店舗で、他は全て中国系かプラナカン系のホーカー。ホーカーの連中が揃って言うのが、休みがないことと重労働であること。ホーカー出店のための初期投資も作中で描かれるのだが、それはそうなるなという感じ。父祖の築いた味を継承したいという熱意から料理に携わる若手も幾たりか出てきたが、子供も妻も信頼せずに、たった一人ですべてを切り盛りする(しかも便利な機械などを極力使わず)初老の店主が印象的だった。正直なところホーカーフードには大したことない味のものも多いのだが、失われゆくものへの哀惜が感じられるグルメ映画だった。エビワンタン麺食べたい。ここに店名を書き出してくれてる人がいた。ありがたい。asiatravelnote.com/2015/08/18/

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