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Minnal Murali (Malayalam - 2021)をNTFLXで。 

邦題は『ライトニング・ムラリ』。スーパーヒーローものとは相性が悪いと思ってたけど、これは良かった。本来のドラマが始まるテイクオフに1時間近くかかるというのは普通は欠点だが、舞台がド田舎である点も含め、古き良きマラヤーラム語映画らしくて良い。「ママの作ったスーツで参上」というのは他作品の謳い文句だが、こっちはムンドゥのままだ。クライマックスのスーツは仕立て屋なので自分で縫う。自身の役で特別出演のセレブがスディーシュというのが(Kindiネタも含め)凄いのだが、日本語字幕で見た人のうちでその凄さが分かる人はいたのか。負け犬から邪悪な力の権化にと移ろう悪役の変貌が、特殊メイクではなく基本的には演技に拠っているというのもマラヤーラム語映画らしい。マラヤーラム語映画なのに159分の長尺、ヒンディー、テルグ、タミル、カンナダとマルチリンガル展開(ダブだろうけど)している点、世界同時公開で日本語字幕がついている点などなど、いろいろ型破り。まあただやっぱりガチなスーパーヒーローと言うよりはパロディーだなと言う感触を持った。

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