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Chandigarh Kare Aashiqui (Hindi/2021)をイオンシネマ市川妙典で。 

予告編を見ただけの印象は本当にどうでもよくて、ムキムキ男とレオタード姉ちゃんがラブラブというのを見せられてゲップしそうだったけど、実見したら、それなりのメッセージを含んだクイア映画だった。今季を逃しつつある重量挙げ選手兼事務経営者が、ズンバのインストラクターとして現れた女性にぞっこんになり付き合い始める。器量よし、性格よし、セックスの相性も抜群だが、あるところで彼女は自分が性転換者だと告白し、男の方は汚らわしさでのたうち回るという話。重量挙げをやるようなマチズモの塊の男、それに超保守的な男の家族(特に女性)がその嫌悪感をどう克服していくかというのがストーリーの肝。メッセージを伝えるためには綺麗な話にした方がいいという戦略は分かるが、トランスを本物の美人女優がやったことでクイアさがゼロという点、穢れ者扱いされたトランス女性が反省した男を葛藤もなくすんなり受け入れる点が弱いとは思った。少しでも踊りが入ったのは良かった。パンジャーブ、中でもチャンディーガルを舞台にしたことには意味があったのか。

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