マニプールのラースリーラ/Raas Leela of Manipur (Manipuri/2018)をオンラインで。
山形国際ドキュメンタリー映画祭の副産物としての「春の気配、火薬の匂い:インド北東部より」ドキュメンタリー特集の一本。これのみ英語字幕。マニプル・ダンスとカジュアルに括られている芸能、奇抜な衣装から勝手に面白エスノ系と思い込んでたけど、認識が改まった。字幕付きで見ると実に深い。記録映画なのに、見ていて何度か意識が飛びそうになった。脳内お花畑状態。クリシュナ役の少年たちとゴーピ―集団(少女から中年女性までいる)のプリマになる少女たちのの巧みさが神懸かってる。あの特徴的なスカートは下半身の動きによる表現が封じられてしまうが、その代わりにあのスカートを意外な方法で舞台装置として使うのも見られた。クリシュナ以外の人物がヴェールで顔を隠しているので、生身と仮面の中間のような感じになり、幽玄の境地となる。もっと色々見たい。