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全く同じである彼女(감쪽같은 그녀、2019)をオンラインで。 

韓国文化院主催のオンライン「コリアン・シネマ・ウィーク2020」のラスト。タイトルから「怪しい彼女」系のものかと思っていたら全然違って、ティアジャーカー系。舞台は2000年の釜山で、「国際通りで会いましょう」と年代設定は違うものの、やはり貧しさの中の人情が主要なテーマ。2000年という、韓国が既に先進国へのテイクオフを終えた後の時代に、敢えて極貧の家族を設定し、貧しさが空気のように充満していたより古い時代の純情と素朴への、苦さの混じる郷愁を掻き立てる作り。認知症のモチーフはそれほどリアルには描かれないものの、いたたまれない思いをさせるには十分。中流家庭の丸々肥えた子供たちの、年画のようなおめでたい感じが浮世離れしてる。ロケ地となった坂の多い地区は大変気になり、日本語で検索したが出てこない。ハングル検索+英語機械翻訳でやっと南富民洞と甘川文化洞と分かった。韓流って日本で大流行なんじゃなかったのか。困ったもんだ。それから思わせぶりなタイトルの意味するところも今一つ分からず、これはネイティブに聞くしかないかも。

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