Bheeshma (Telugu/2020)をNTFLXで。英語字幕付き。
二ティン主演作にしては評判がいいらしいと聞いてたけどダメダメ。フォーミュラ的テルグ映画の出来の悪いパロディーみたい。職なし彼女なしのダメ青年が運命の悪戯からオーガニック食品大企業のCEO(ただし試用)になって、悪徳ケミカル・バイオ企業の悪徳CEOと真っ向対決(知力と腕力と両方で)するという話。へらへらダメ野郎が実は超人だったというの、NTRジュニアがやればファンタジーとして楽しめたと思うが、二ティンはそういうタマじゃない。ただもうイタくて薄ら寒くて頭抱えた。ソングはきっちり5曲あり、南イタリアで白人モブと踊るパターンのもので、映像は洗練されてはいるものの、発想が古臭い。冒頭でいきなりアナントナーグが出てきて驚いたが、翁も少し仕事を選んだらどうか。メイン悪役のジシュー・セーングプタはペラッペラでせっかくの男前が泣く。意外性はアジャイだったが、どんでん返しでいつもの情けない姿に。ヒロインはCEO室にズカズカと入り込んで戦略を訴えていたかと思うと、スーパーの野菜売り場で商品に霧吹きしてたりで、まともなキャラ造形もない。